歴オタではないのですが、歴史的な偉人たちの言葉が、この年になってようやく沁みてくるのです。
日本人の魂ってすごいなと、改めて感じさせらています。
聖徳太子が十七条の憲法の中で、一番最初に挙げたことこそ、私たちが大切にすべきことだと思うので、そんなことを綴ってみました。
トップ画像が旧札になってますが、別にお金の話は書いてません。笑
検索しても聖徳太子の画像が出てこなかっただけ。笑
日本は世界最長国家というギネス記録を持つ国
令和7年現在。
日本ができてから2,685年になります。
皇紀2,685年です。
日本は世界最長国家としてギネス認定されています。
2位がデンマークで、1,020年くらいかな?
日本のほうが2位のデンマークと比べて2倍以上も長い歴史があります。
よく、中国4,000年の歴史、と言いますが、中国は何度も争い、何度も滅亡と建国を繰り返してきました。
現在の中華人民共和国ができたのは1,949年のことなので、実は76年目のお国です。
むしろ短い・・・。
あ、別に中国をディスってるんじゃないですよ。
中国は中国で様々な歴史を持ち、伝統や文化を受け継いでの現在だと思うので。
私は、「日本がなぜ、これだけの長い年月を一つの国家として成立してきたのか?」ということに、すごく興味があるだけなんです。
仏教文化が日本人のバックボーン
宗教的な話って、リスクがあるので、これまではあまりこういうこと書いてこなかったのですが・・・
だってほら「あの人、宗教にハマったらしいよ」とか言われたくないじゃないですか。笑
でもね、日本人として大切なことなので伝えておきたいのです。
日本は仏教文化の国で、仏教ってものすごーーーーく懐の広い教えなんです。
私たち、一人一人の中に宇宙があるんだよー。
その宇宙と繋がって、自然の法則を大事にして生きていきなさいねー。
自分のことも、他人のことも大事にして、調和して生きるんだよー。
ザックリ言うと、こんな教えなんですよ。
本当にザックリなので、専門の方からは怒られそうな書き方だけど。
そんな仏教文化は、インドでスタートして。
その教えを「素晴らしいじゃん!!これって、みんなに広めないと!!」って、日本にもたらしたのが聖徳太子で。
聖徳太子が、十七条の憲法の中で、これを教えてくれてるんです。
和の国、日本
十七条の憲法、中学校の歴史で習いますね。
「和を以て貴しとなす」
中学生だった当時(というか、つい最近まで)、この言葉の真意を知らずにいました。
歴史の授業の中で暗記させられて、記憶には残ってるけど、心には響いてこなかった。
ただの文章であり、「言葉」ではなかったのだと思います、私の中で。
「和を以て貴しとなす」とは・・・
和を大切にしろって言ってんですよ。
和とは、争いがなく、穏やかにまとまる様子。
性質の違うものが、一緒に溶け合うこと。
声や調子やリズムを合わせること。
調和。
平和。
親和。
愛和。
温和。
柔和。
協和。
和解。
和気。
和音。
和え物。
和やか。
和らぐ。
和の付く言葉って、調べてみるとすごく多いんですよね。
そしてどれも、とても柔らかく優しく、争うことを好まない。
私たち日本人は、そんな和の国の人。
日本という、この愛の国を支え、現代に繋げてきたのは、「和」の精神なんですよ。
聖徳太子は、十七条の憲法の中で、こういう「和」を大切にして生きなさいねって、官民に広く教えてくれたの。

ちなみに、こちらの資料はとても貴重なもの。
盲目の国学者、塙保己一先生が生涯かけて編纂してくれたからこそ現存している資料を、版木で刷ったものです。

十七条の憲法の中での第1条、トップに挙げてるのが「和を大切にね」ってことなんです。
その教えを守り、繋いで来ての令和時代なの。
和風。
私たちは、そんな優しい和の風を吹かせて生きる国の人。
アインシュタインも愛した国、日本
かのアインシュタインは、大正時代に来日し、1ヶ月以上滞在しました。
彼も和の風に吹かれ、感銘を受けた外国人の一人です。
帰国する前に、こんな言葉を残しています。
世界の未来は進むだけ進み、その間に幾度か争いは繰り返され
最後の戦いに疲れる時が来る。
その時人類は真の平和を求めて、世界の盟主をあげねばならない。
この世界の盟主なるものは、武力や金力でなく、
あらゆる国の歴史を抜き超えた、最も古く、最も尊い家柄でなくてはならぬ。
世界の文化はアジアに始まり、アジアに帰る。
それはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。
我々は神に感謝する。
我々に日本という尊い国を作っておいてくれたことを
(【世界に誇る日本の道徳力】石川佐智子著・コスモトゥーワンより抜粋させていただきました)
日本人が今、気付かなければならないこと
世界のあちらこちらで争いが繰り広げられている現在。
世界平和を求める声がとても強いのに、終わることない争い。
もしかしたら、アインシュタインの言う「最後の戦いに疲れる時」というのが、今なのかもしれなくて。
今、世界の人がインバウンドで日本に訪れ、日本の文化を学び、日本の心に感銘を受け、日本の食に舌鼓を打っていることにも、こうした背景があり、人々が無意識に「和の精神」を求めているからなんじゃないのかなと感じる時があります。
海外には、日本人よりも日本のことを知っていて、日本を愛してくれている人たちがたくさんいます。
ニューヨークにはジャパンソサエティという、日本人の精神性を学ぶための団体があります。
ものすごく格式の高い場で、一般人が簡単には入れないほど大切にされている場です。
台湾では良い行いをした子を「リップンチェンシン!」と褒めるのだそうです。
リップンチェンシン・・・漢字で表記すると
日本精神、です。
日本人よりも、古き良き日本の精神性を重んじている国があるなんて、泣けてくる・・・。
こういった海外の方の反応を見聞きするにつけ、日本人として大事にしていかなくちゃいけないものがあると、心から思います。
内側から見ると問題だらけの日本。
それは「和」の心を忘れてしまったから起こっていることなんじゃないかなとも思うのです。
学校にしろ、会社にしろ、家庭内ですら不協和音、不調和が起こってる。
もう一度、調和の世界へと戻す必要があるんじゃないかな・・・と。
大切なことは、聖徳太子が1,400年も前に教えてくれていたのだから、そこをもう一度考えてみたいなと思う、今日この頃です。
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