このシリーズ記事では夫婦関係を改善するための4つの方法をお伝えします。でもその前に・・・今回は大前提として・・・のお話をしていきたいと思います。
お互いの想いを主張をする夫婦たち
想いを伝えることって大事
夫婦関係って、いつからズレていくんでしょうか。
多くの夫婦の場合、何か決定的なことが起こったというよりも、いつしかそうなっていた・・・ということのほうが多いと思います。
結婚したばかりの頃は、お互いを想い合うことができていて、関係性も良好だったのに、いつの間にかすれ違うようになった・・・みたいなね。
想いを伝えるということは、まずもって基本中の基本です。
パートナーへの不満も我慢してばかりいると、いつしか心の奥に溜まっていき、チリツモで大きな不満になってしまいますから、都度都度きちんと伝えいくって、とても大切なことです。
ただし、その時に注意しなければならないことがあります。
I(私)メッセージの誤爆
心理学を学ぶと、よく言われるのですが、「I(私)メッセージで伝える」という方法。
「私はこう思っているの。私はこう感じているの」という伝え方ですね。
Iメッセージは一般的に「相手が耳を傾けてくれるコミュニケーション方法」と言われていて、Iメッセージで伝えることで、相手は「ああ、そういうことだったんだね」と受け取りやすくなる、というものです。
が、夫婦関係においては誤爆することもあります。
なぜなら、お互いが「私はこう思っている。私はこうしてほしい」の応酬になることもあるからです。
お互いに自分の主張をぶつけあってしまうと、もうどうにもこうにも、正論のぶつかり合い、自己主張のぶつかり合いになっちゃうんですね。
Iメッセージを伝えあうことで、お互いに譲歩できて、ちょうどいい落としどころが見つかればベストですが、夫婦って近い関係性だからこそ、とことん自分をわかってほしい!!と思ってしまいがちです。
なので大前提として、Iメッセージを多用しすぎないこと。
自分の主張だけでなく、相手の主張にも耳を傾けて、譲歩できるところはないかな・・・と相手に陣地を少しだけ譲るような気持ちでIメッセージを上手に使っていきましょう。
人はそもそも・・・
人はそもそもわかってほしい生き物
人って、そもそも自分のことをわかってほしい生き物です。
日々を一生懸命に生きているほど、そんな健気な自分のことを知ってほしいし、誰かに認めてもらいたいし、何なら褒めてもらいたいし、励ましてほしい。
すごいね、頑張ってるね!と言われることで、なんだかすごく報われた気持ちになるもんです。
そしてそれは往々にして、一番身近なパートナーに求めてしまうものですよね。
だって、パートナーのことが大好きで結婚したんですから、そんな相手に一番に認めてほしいじゃないですか。
人はそもそも自分の思い通りにしたい生き物
そしてもう一つ、人はそもそも、自分の思い通りに相手を動かしたい生き物です。
何かにつけて「自分のやり方」「自分のこだわり」というものがあって、その通りにやってほしいって思ってしまうんです。
例えば洗濯物の干し方や畳み方はこう、とか、食器の片付けの仕方はこう、とか、マイルールってないですか?
主婦あるあるですが、夫に家事をしてもらう際に、自分のやり方と同じようにやってもらわないと気が済まないっていう、アレです。笑
が、違う人間であり、違う脳みそを持っている相手を、自分の思うとおりに動かそうとするって、おこがましいんですよ。
同じ家で長いこと暮らしてきた親兄弟だって、それぞれのマイルールがあって、違う考えを持って生きているんだから、他人同士の夫婦なんて、もはや異文化交流ですよ。
なので大前提として、相手は違う文化のもとで生きてきた、自分とは違う脳みそを持った人間であり、結婚生活は異文化交流なんだと理解することです。
異文化交流を「へぇ!なるほど、そんなやり方、そんな考え方があるんだー!」と面白がれると、人生が豊かになりますね。
結局、自分ベクトルだからうまくいかない
Iメッセージも、人はそもそも・・・ということも、言ってみれば、どちらもベクトルが自分に向いているんですね。
「私を見てーーー!私を認めてーーー!私の思いを受け止めてーーー!」なんですよ。
結婚生活で忘れてはいけないのは、相手だって同じくらい頑張って生きているということ。(そうでないケースもありますが、その件については今回は触れないでおきますね。)
お互いがベクトルを自分に向けたままだと、うまくいくはずがないんですね。
大前提として、ベクトルはお互いの真ん中に向けること。
我慢して相手にベクトルを向けるということでもなく、自分の思いを伝えつつ、相手の思いにも耳を傾けつつ、ちょうどいい落としどころを見つけて生きていく、それが結婚生活なんですよね。
まとめ
- Iメッセージを多用しすぎない
- 結婚生活は異文化交流だと理解する
- ベクトルはお互いの真ん中に向ける
ここまで読んでくださって「そんなこたぁ言われなくなって、わかってるよ!実際問題、それができないからこそヒントを探してるんじゃねぇか!!」と思われた方、そのご意見、正しいです。笑
次回からの記事では、夫婦関係の改善に向けての具体的な方法をお伝えしていきますね!
それではまた!
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